昨今、欧州連合(以下、EU)に止まらず、広く国際的な動きが見られる化学物質の含有規制について、主要な法令を簡単にご紹介します。
RoHSとは、電気・電子機器に含まれる危険物質を規定し、有害物質の使用を禁止する旨の指令のことです。電気・電子製品の生産から処分までのすべての段階で、環境や人の健康に及ぼす危険を最小化することが、RoHSの主な目的です。RoHSは2003年1月にEU(ヨーロッパ連合)加盟国15ヵ国で採決された指針であり、2006年7月以降に同圏内で発売される製品については特定有害物質の使用が全面的に禁止されています。
RoHS規制6物質は、
・鉛(Pb) 1000ppm以下
・カドミウム(Cd) 100ppm以下
・水銀(Hg) 1000ppm以下
・六価クロム(Cr+6) 1000ppm以下
・ポリ臭化ビフェニール類(PBB) 1000ppm以下
・ポリ臭化ジフェニルエーテル類(PBDE) 1000ppm以下
となります。更に2011年5月27日、EU理事会は2010年10月24日にEU議会が提出したRoHS修正案(RoHS 2.0)に対して正式承認し、新しい指令2011/65/EUが、2011年7月1日よりEU官報にて正式公開されました。
新しい指令(RoHS2とも言う)では、対象製品はすべての電子電気設備を拡大した以外、「優先評価」すべき物質である4物質が追加されました。
・HBCDD ヘキサブロモシクロドデカン
・DEHP フタル酸ジニエチルへキシル
・DBP フタル酸ジブチル
・BBP フタル酸ブチルベンジル
現状では、RoHS指令に準拠していなければ、EU域内で、電子・電気機器類を販売することができません。
REACH規則(Registration Evaluation Authorization and Restriction of Chemicals)とは、EUにおける化学物質の登録、評価、認可及び制限を目的とした規制です。
REACH規則で対象となっている化学物質は高懸念物質(Substances of Very High Concern)と呼ばれ、環境や人体に対し非常に高い懸念を抱かせる物質とされています。「有害物質を制限し、環境破壊や健康に及ぼす危険を最小化することを意図している」という点ではRoHS指令と変わりはありませんが、対象となる化学物質とその届出の義務が発生する条件が異なり、下記のように、“規則”と“指令”という言葉が法令の重みに違いをもたせています。
弊社で製造する封凾針(純正ステープル)は、改正RoHS指令(2011/65/EU)や欧州REACH規則などグローバルに様々な規制に対応し、「入れない」「使わない」「混入させない」の方針の下、弊社工程内の規制化学物質管理および、部品/材料のグリーン調達の推進などにより製品の規制化学物質非含有化に取り組み、環境に配慮した製品をつくり続けています。
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昭和35年頃、ダンボール箱を封函するために、アメリカから封函機、封函針が輸入される動きが活発化しました。当初は、機器も消耗品もとても高価でしたが、時代は高度経済成長期。大きな需要に支えられ、国内での製造が充実し、価格も下がったことで一気に普及しました。当社でもこの流れを受けて、封函機と封函針の開発・製造に着手。国内主要メーカーとしての地位を築くことに成功しました。
しかし、その後一度は封函機・封函針の需要は激減しています。みかん等の果実箱はホットメルトに、野菜はテープ・組み立て箱がスタンダードとなりました。この期間、多くのメーカーが封函機・封函針の生産を中止。その逆風の環境の中、当社はこの期間も封函機や封函針を必要とする現場に製品を供給し続け、現在に至ります。
近年、また封函機や封函針に、コスト面と利便性から再び注目が集まっています。弊社では、いまも昔も変わらず、現場のニーズに応える製品づくりを心がけています。

荷づくりしたダンボール箱の蓋が、ステープラーのように押すだけで簡単に封函できる当社の商品群。「軽い!」「素人でも簡単!」「プロみたいな仕上がり!」「一台で一気にたくさんできる!」「仕事が早い!!!」など、現場の方々からはうれしいお誉めの言葉をよくいただきます。
当社の封函機のラインナップは大きくみっつ。「ハンディタイプ=手で持てる軽い封函機」「エアータイプ=高性能でスピーディ」「コイルタイプ=1000本巻ステープルで大量の封函を効率的に」を取り揃えています。すべて、これらは現場の声を反映し、それぞれの特性に特化した製品。必要な形態を必要なところに提供するのが、タチカワの使命です。